内容紹介
【第175回直木賞候補作】 【第39回山本周五郎賞受賞作】 江戸時代の全盲の国学者・塙保己一。幼少期に失明するも、学問を志し、やがて国内最大の叢書『群書類従』の編纂という、前代未聞の大事業に取り掛かる。類稀なる記憶力で、学者として輝かしい経歴を築いていく保己一だったが、その傍らに常にあったのは、晴眼者ーー妻、学者仲間、弟子らとの、すれ違いだった。 “天才・塙保己一”の胸中にあったのは、絶望か希望か、それともーー。 第一章 むしの子 第二章 えんていの水 第三章 すでに触れて 第四章 はんぎ、蔵にて 第五章 どうしゅうの人 第六章 眩くて眩む